01 [GUITAR ROCK] HYPERSONIC CHASE / 小野瀬旭

風属性ということで空中戦です。とにかく爽快感を意識しました。
「賢聖シリウスの采配」でギターを弾いて頂いた小野瀬さんのギターが輝くことだけを意識して作ったギターロックです。ゆえに名義は「小野瀬旭」となっております。
この手の前向き・ポジティブ・前のめりで爽やかなギターロックは大好物なんですが、鍵盤屋なので一人でやるにはどうにも不可能で、
今回ようやくそういった曲が作りたいという憧れが叶った感じがします。それも小野瀬さんのギターあってこそで、
面倒なフレーズを弾きこなしてくださった氏に感謝感謝です。



02 [NUSTYLE GABBA] DON'T MINE IT / Flying Kite

それを掘り返してはならない。
地下に眠っている稀少な鉱物資源を求める人間の際限ない欲望に対する警鐘、といった感じの意味のタイトルです。
キラキラ鳴るウインドチャイムという楽器は、ポジティヴなきらめきを表現するために普段使っているんですが、
この曲ではそうではなく、目が眩むような貴金属の魔性だとか、そういったネガティヴな要素を表現する意図で使っています。
ニュースタイルガバは初めてですがそれっぽくなったと思います。ドレミファ的な要素を出来るだけ排除して、グルーヴが主体になるように作りました。
繰り返される暴力的な音を、掘削機械に見立てています。
3連符と4連符が混ざり合って気持ち悪くなるかと思いきや時々ピタリと合致する、巨大な歯車のような感じを楽しんでもらえたらと思います。



03 [SPANISH CORE] 1.416808(33)x10³²K / Flying Kite

タイトルの1.416808(33)x10³²Kとは何やねんと思った方が多いかと思いますが、
現代の科学が想定しうる最高の温度、すなわちビッグバンの瞬間の宇宙の温度ということだそうです。
もはや「火」どころの騒ぎじゃないんですが、気持ちとしてはそれぐらいアツイぞということです。
この温度には固有の名前が付いているので「Planck temperature」などと読んでもらえるといいと思います。
スパニッシュと銘打ちましたが普通に南米も入っていたりしますが、ラテンの陽気さで細かいことは気にせず吹っ飛ばしてもらいたいです。
ピアノやギターは鍵盤で弾いて打ち込んで整えているんですが、楽しかったです。
とにかくこういうスパニッシュギターのフレーズが好きな人に響けば幸いです。ラテン大好き。



04 [PROGRESSIVE CORE] Le grand bleu / Flying Kite

水属性のボスはやっぱり海洋生物がいやらしいステータス異常攻撃を仕掛けて来るべきであるという変拍子です。
変拍子にクトゥルフ的な気持ち悪さをこめました。
加えて海が全てを飲み込んで無に返していくようなピアノです。
5/4のサビの後にようやく4/4で気持ちよく開放されますが、そこでは水面に月の光が降り注ぐような美しい側面をイメージしています。
キモさも美しさも水の持つ特質ですね。ゲーム的なトリックの仕掛け具合という意味ではピカイチの楽曲だと思われます。
一貫して250bpmですが、止まったり半分になったりするといいと思います。



05 [SYMPHONIC METAL] sacramentum / Flying Kite feat. 小野瀬旭

闇ならロックだろということでこちらでも小野瀬さんにバッキングを中心にギターを弾いて頂きました。
イントロオルガン後からの地に足が着いた疾走感を生むバッキングが愛おしいです。
ディミニッシュの上昇下降、バロック風のフレーズに闇の様式美やオマージュを感じてもらいたいです。
中盤以降は小野瀬さんのギターと私のオルガンでソロバトルですが、たまらないギラギラ感が出ていると思います。
ほんとこういうの大好きなので皆さんもっと作りましょう。
笑い声は深夜に録りました。



06 [SYMPHONIC CORE] SEIZE THE DAY / Flying Kite

天地創造のきらめきを描いたファンタジアなコアとなっております。
高速の4つ打ちのこういう曲でありながらベースとしてはコントラバスがギコギコ歌いながら担っているという面白みが好きです。
もともと2分の原曲を作っている時は、「これもっと長くなってほしそうな曲だなあ」って思いながら作っていたんですが、
いざロング化となると思いの外苦戦しました。転調のしわざです。
怒涛のピアノとシンセは当時から気に入っていまして、今回聴き応えが増してます。前半はイージーモードです。
4:15からの堂々たる展開は、大会の決勝という場面にもっとも華やかな演出が添えられるよう、という事を念頭に置き、
ギャラリーの盛り上がりを最高潮まで沸かせるべくして生まれた静と動のフレーズだったのですが、
ついぞ実現することのなかったそれを脳裏に描きながら聴いて頂ければ幸いです。



07 [BALLAD] 40億年の連鎖 / Flying Kite feat. sisi

万物を構成するものは何かという事を人類は昔から考えてきました。
エンペドクレスが唱えた風・土・火・水の四元素、そしてファンタジーにはなくてはならない闇と光の二大勢力、
そして、ラスボスとして配置されるエレメントがもう一つ存在するとすればそれは何かというと、ファンタジー愛好家の皆さまの間では
「時」とか「無」とか「宇宙」とか様々な見解があると思うんですが、ここでは私からは「命」を提唱したいと思います。
風も土も火も水も光も闇も、それを認識しうる知性、感性があって始めて存在するもので、それは命という奇跡の体系があってこそであり、
その命もまた、風・土・火・水・光・闇によって生まれ、また全てを内包した宇宙のような存在であると考えます。
そしてそんな壮大な奇跡のバックグラウンドとは裏腹に、僕と君は個人的な恋をする。
40億年前の地球から延々と途切れることなく繰り返されてきた命の営みの終点にいる僕と君の歌です。
そんな無駄に壮大な歌をあろうことかクリスマスに歌いこなしてくださったsisiさんに感謝。
たとえば聖歌のように淡々と歌ってくれればいいかな、ぐらいに思いながらのオファーだったんですが、彼女なりの味付けが想定した以上に
彼女のバックグラウンドを感じさせる深みがあるもので、それによって更にその後の細かいアレンジが決定付けられ、この最終形に至ったように思います。
人間が歌う声が持つ計り知れないパワーのありがたみを久しぶりに感じました。
そういう意味でも「命」というテーマに相応しい曲になりました。本当にありがとうございました。

歌詞は一番下へ!





08 [SPANISH] 520MK / Flying Kite

火の曲のダウングレード版のような曲です。
スパニッシュギターが好きで好きで本当に大好きでしかたないので、それだけを淡々と聴いていたい私のような人のためのワンモアソロプレイです。
こちらは、人類が核融合によって実現した温度の最高点とのことです。すごいですね!



09 [CONCERTO] SEIZE THE DAY(飛翔鳶 Remix) / 飛翔鳶交響楽団

新年快楽。
飛翔鳶交響楽団創造、亜細亜楽器追加的交響曲。
西洋天地創造的旋律、我短尺編曲、大河戯曲風。之恍惚響。
清聴感謝。
(飛翔鳶交響楽団)



10 [EPILOGUE] Everything is over / Flying Kite

長い戦いが終わって一安心からのエピローグです。
呆れるほど壮大な戦いだったけど全てが終わってみればそこにいるのはただ君と僕とこれから始まる新しい物語なんだね
っていう寂しさと余韻を感じさせる短い終わりの曲です。
弦が微妙に左右に並ぶように配置されているのがおしゃれポイントです。















40億年の連鎖 / 作詞 : Flying Kite




息をしてる その高鳴る胸に掌重ねて呟いた
"君が夢を叶えるその時は 必ずそばにいさせて"と

強く頷く眼差しが光る
その輝きに思わず指を伸ばした
夕空瞬く星の欠片がひとつ こぼれ落ちるのが見えた

振り返ればふたつの歴史
激動の時代をも綴るタペストリー
いまここでこの二人で
一つに織り込まれる奇跡を描こう

この地球と歩んだ40億年の命の連鎖
ここがその終点で後に何も繋げないとしても
残したいんだ 君と僕がふたりで生きていた証を
この場所にただ確かに
二人の愛は息づいていたということを


君と泳ぐ星屑の夜が水平線の果てから明けてく
近くいつか終わりが来ることを教えてくれる景色だった

海の深い底から始まった
長く果てしない輪廻の旅を
もう少しあと少しだけ
この締めくくり方で飾らせてほしい

この地球と歩んだ40億年の命の連鎖
辛いさよならがその終わりに待っていたとしても
恐れたくない 後悔したくないから 強く手を繋いでる
この手の中に感じる温もりと鼓動
優しいリズム 命のきらめき
すべて抱きしめて